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2008年02月13日

村山祥栄 決起集会 本人の声

村山祥栄 決起集会 本人の声
よみがえれ!京都 村山祥栄決起集会 
(平成20年1月27日、きらっ都プラザにて開催)より

(開会のあいさつについては直前の記事をお読みください)
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(開会のあいさつののち、
 村山祥栄のこれまでの活動の動画が流れる。)

(拍手)
それでは、お待たせいたしました。
京都市会議員、村山祥栄本人の、熱い思いをお聞き下さい。

(拍手)

はじめまして、こんばんは。村山祥栄でございます。
早速、本題に入らせていただきたいと思いますが、その前に、
本日は大変お寒いなか、またお出ましにくい時間にもかかわりませず、
こんなにも多くの方々にお集まりいただきまして、
まずもって感謝を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

(拍手)

さて、今回、もう3週間後に迫っております、3週間後の今日が市長選挙なわけでございます。
今回の市長選挙、まあどういった構図かは、お見知りおきの方も多々いらっしゃるとは思いますけれども、あらためてお話をさせていただきたいというふうに思います。

まず最初に今回、共産党の弁護士さんが出馬を、昨年9月に決められました。その後、自民・民主・公明、候補者選定を進めてきたわけでございますが、ずいぶんと時間がかかりました。
最終的に結論が出たのは2ヵ月前の12月7日でございました。
なぜ、こんなにも候補者選定が難航したんでしょうか。

今回の市長選挙で、市民の皆さんが「市長にふさわしい」「こういう街にしてほしい」と求められたことはふたつあります。

ひとつは、「不祥事がずーっと続いている市役所の中からは選ばんといてほしい!」
もうひとつは、「国は自民党対民主党とちゃんと対決をしている、ちゃんと政策で選べる選挙をしている。なんで京都だけが、『共産 対 非共産』しかないんだ。相乗りはやめてほしい。」

このふたつを、市民のみなさんは声高に言われました。
これは、各党、市長候補を選ぶに当たってアンケートを取られた結果からも出ております。また、街で聞こえてくる声もそういった声ばかりでございました。

わたくしは、先ほどもちらりと出ておりましたけれども(※開会のあいさつを参照)、京都市の不祥事問題をふるい出してきた人間やというふうに言われています。

 もともとありましたとおり、わたくしが、「ゴミの有料化」をする時に、「その前にすることはもっといっぱいあるでしょう」と、「行政がもっと努力せんでどうするんですか」。「一日2時間3時間しか働いてへん職員がおるでしょう!」と、その(ゴミ有料化の)前に、まずそれをやりましょうと。

したらば、市役所は、「そんなヤツはいません。みんな一生懸命頑張っています」とまあそう言うもんですから、うちの学生ボランティアと一緒に、1ヶ月間。
街美化事務所というところに張り込みをしまして、最後はテレビを連れてきて乗り込んで、大喧嘩をして、市役所の中グッチャグチャになって、そのあと、テレビ局が放映を続けていった結果、ああいった不祥事問題になったわけです。

そういう意味で、行政というのは市民の皆さんの税金をお預かりして分配するところです。そこで、市民の皆さんが公平に感じていただけない、ほんまに公平公正にやってるんかと疑問を持たれるような行政では絶対にいかんと、私はずっと口にしてきました。

去年、不祥事以外にも、民間の方でもたくさんありました。問題が。

食品偽装の問題。
彼らがやるべきことは、今、お客様の皆さんに「おいしいお肉を作ってますよ」「おいしいお菓子を作ってますよ」と言うことではありません。
まず先にしなければいけないことは、「うちの肉は大丈夫ですよ」「うちのお菓子はちゃんとしたお菓子ですよ、信じて下さい」とこっから始まるわけです。

しかしながら今の京都市は、まったく同じ状態であるにもかかわらず、「あれします、これします」といいながら、不祥事の問題が全然解決していない。

 だから中から(市役所の中、行政の中という意味)は絶対にダメだということになります。各党の議員も、「そうやそうや、中から選んだらあかんのや」と言います。
だから候補者がまとまらなかったんです。
3ヶ月も4ヶ月も候補者選定に時間がかかったんです。

桝本市長は、自分が教育長です。だから、子分の教育長を持って来たい。こういいます。しかし各党は、「それはいかん、市民があかんと言っているのだからあかんのや」と言います。

しかしながら、だんだんだんだんと、いろんな流れが出来ていく中で、いろんな根回しが行われていく中で、いつの間にか最終的に、教育長を推そうと言う声に変わっていきます。

私は当時から、
「市民のみなさんの声を無視した選挙なんか、選挙じゃないです。
 市民の声を無視した選挙は、民意のない選挙です。
 そんな、正義のない選挙やって、どうするんですか。
 与党の議員、わたくしも与党でした。
 自民党、民主党、公明党と私、50人の市会議員がいます。
 50人も市会議員がいて、常に彼らは『市民の皆さんの声を代弁する』と言って、そう言っていた人間が、
 市民の声を無視してどうするんですか?
 じゃあ、何のために議会があるんですか?
 こんな議会やったら、やめたらよろしい。
 私は犬死してでもやりますよ。」

当時、そんなことを先輩議員に口々にもらしていた記憶があります。
再生(?市会議員? 聞き取れませんでした)の中で、完全に流れが出来ていく中で、彼らは、最後にこう言いました。

「党が決めたんやから、しゃあない」

京都はずうっと、「自公民」、相乗りで与党をやってきました。
プラス私です。
一言で申し上げると、「与党病」にかかっています。
「もし、対抗馬を立てて負けたらどうすんねん」と、「野党になったら仕事できへんなるやないか」と。
「(負けさえしなければ)それほど困るこっちゃないんや」と。
「地元の問題を処理できへんやないか」と。

確かに一理あるかもしれません。

でも、だからといって、そんな党利党略や、私利私略で、市民の声を無視していいんでしょうか。

わたくしはそういう意味で、「今回の選挙は民意がない」
「民意がない選挙は正義のない選挙です」
「だからそんな選挙はぜったいに許せないんだ」という思いで、今回出馬を決めました。

各党の議員もみんな、わかっている人はわかっています。
今回の選挙、彼らには正義がないということを、彼らはよく知っています。
だから、「自公民」という力で押さえ込むしかないと思っています。

「市民の皆さんは、わしらが決めたら勝手についてくるやろう」と、
「いややとかヘチマやとか言うても、最後はついてきてくれるやないか」と、そういう「おごり」があります。

そういうおごりを、私は許しちゃいけないんだと思います。
市民の声が誰かが反映しなくちゃいかんのだと思います。

話を少し変えます。
なんで、市役所の中の候補者がダメなんでしょうか。

まあいろんな声がありますが、わたくしは今、先ほどたなかみつかずさん(「どうすんねん京都」代表)からもお話がありましたが、今選ぶべき候補は、京都の顔をやる候補ではないと思っています。
今選ぶべき候補は、安定の上に立った発展をしてくれる候補者じゃないと思っています。

私も言われました、「村山君、世界の京都の顔になれるんか。こんな若造が。文化的なにおいもせえへん。」
まあそう言われますと文化的なにおいはあんまりしないわけでございますけれども。

ただ、必要なことは、「世界の京都である前に、本当に京都市民のための京都ができているんですか」ということなんです。
市民のための京都があるんだったら、世界の京都でいいでしょう。
でも、市民の京都を言うより世界の京都を言うのは間違っている。
そんなばかげた話はない。

今やるべきことは、まず市民のための京都をしっかりと実現することだというふうに思ってます。そのためにやらなければいけないことは、私は、長年たまりにたまったツケや膿(うみ)を、誰かが一回掻(か)き出すことだと思っています。

政治家は選挙で、常に「いいこと」を言います。
「あれやります、これやります、これもやります、ああ、こっちもやります。」

その結果が今なんです。
だから財政が苦しくなったんです。

先週、地下鉄が延伸しました。天神川まで行きました。
大変ありがたいことであります。
しかし、あの地下鉄は、1日走ると5000万の赤字が出るんです。
2日走ると1億円の赤字が出るんです。

この赤字は一体誰が補填(ほてん)するんでしょう。
ここにいらっしゃるみなさんの、税金で補填をするんです。
そんな問題を、今までずうっと放置してきた。

私はずっと、交通水道委員会にいました。
交通水道委員会で、交通局の建設計画をずっと一緒にやってきました。

彼らは、「12%ずつ値上げをしていくから大丈夫です。2、30年もしたら初乗りが500円になりまっせ」と。
「こんなもん、できるんですか?」と。
無計画な中で、好き勝手進めてきた結果なんです。

値上げ幅は大分ましになりましたけども、結局そんな状態がずっと続いている。

市民の皆さんが、公平公正だと思われていない理由は何なんでしょう。
社会保険庁の問題もそうでした。
一生懸命汗水たらして働いて、納めなあかんと思って納めたはずです、年金。でもその年金の記録がどっか行っちゃってる。

そんなバカな話があっていいんですか。
「信頼できない金融機関」に誰がお金を預けるんですか。
誰が運用を任せるんですか。

行政というのは市民の皆さんの税金をしっかりと分配するところです。それが究極の目的です。

なんで、覚せい剤で捕まる職員を、私らの税金で養わなくちゃいけないんですか。
1日2時間3時間しか働かない職員を、我々の税金でまかなわなくてはいけないんですか。

まったくもってわたくしは、公平公正だという言葉が通用しないというふうに思っています。

同和行政にしたって、しかりであります。
「(同和行政は)なくなった、なくなった」と京都市は言いました。
なくなった、なくなったというけれども市民の皆さんはなくなっていないということを、私は3ヶ月現場に入って調査しました。
いっぱい出てきましたよ。まだまだやってます。

なのに彼らは「なくなった」と断言します。

私が報告書を京都市に上げたら、京都市の上局(?聞き取れませんでした)からクレームが来ましたよ。

「先生、野党になる気ですか。先生、与党でいたいんやったらこんなもん出さんといてくんなはれ」

何をバカなことを言うてるんですかと。
おかしいもんは、おかしいでしょ。
私は、同和行政なんか全部一掃したらいいと思っていますよ。
やるべきです。
だいたいあんなものをずっと続けるから、逆差別なんてものが起こるんです。

でもみんなはわかっていた。
わかっていたけど、しゃあないという流れで済まされてきた。
彼らを抑えることが、役人の中では出世をするひとつの大切なキーワードなんです。

昨日もある警察OBの人が私の事務所に来られてお話をされました。

「同和団体の機嫌を取るために、私らは行きたくもない宴会に行ってマイクを握って、彼らにおべっかを言って帰ってきた。警察でもこんなんですよ。行政はできてないでしょう」

その通りです。
市役所の中の方が「私は財政再建をやる、膿を出し切る」と言ってもできないと思っています。

なんでできないか。
今までその体質の中で、どっぷり浸かって来たんです。
だから大体、あんだけの不祥事が表に出て来たんじゃないですか。

それも外圧であるマスコミや議会に言われて初めて出てきたんです。

今でも、役所の中に蔓延しているのは、隠蔽(いんぺい)体質なんです。
先月、水道局で、職員が勤務中にバイクを運転して酔っ払って壁に激突をして、壁を壊しまして逮捕されました。

このときも、現場で言われていたことは、「ぜったいに外に漏らすな」「絶対にばれんようにせえ」と。
全員に緘口令(かんこうれい)を敷いているんです。

膿を出し切るといっておいて緘口令を敷くなんて、
こんなバカなことがあっていいんですか?

行政って、今そういう状態なんです。
それを約30年やり続けてきた人間が、自分が市長になるからといって急に「全部出し切りましょう」なんてできますか?

第三者機関を作ってやると言ったはります。
第三者機関を作ろうが、第四者機関を作ろうが、発想がそこにあったら絶対に治らないんです。

「行政改革しなあかん」と言ってはります。

彼はもともと、
「ここの部署は100人ほしい、だから100人分の予算をくれ」と言って(予算を)取ってきたんです。
それが次の日から、「いや、ここは50人でできますわ。」と言えますか?

じゃあ今までの100人はなんやってん、ということになります。
彼ら自身が、自己否定につながるんです。
市役所で出世していくためには、色んな圧力団体を抑えていかなければなりません。抑えるために、色んな補助金を打ってきます。
打って抑えてこなきゃいけないんです。

こんな人間に、長年付き合ってきたしがらみを全部一掃することが、ほんとうにできるんでしょうか?

私はできないと思います。
できるんだったらば、もっととっくに京都は良くなってます。
こんなにボロボロになるまで来ません。

わたくしは、そういう意味で、今(市役所の中からの候補者が)立つべきではないと思っているんです。
相乗りの候補者は角川さんという方です。
私もよく一緒に仕事をしてきました。決してダメな人じゃない。
安定したときの京都の顔としてだったらいいんじゃないですか、と僕は言いました。

でも今はそんな状態じゃないんです。
京都という建物は、もうボロボロです。
シロアリが食いたおして、震度3があったら間違いなく倒れます。
それに一生懸命補強工事をしたり、上に家を建ててみたりして何とか持たしてます。
でもそのうちに絶対に崩壊します。

今必要なことは、組織そのものを一旦解体して、ちゃんと基礎を作ってやる、それは、市民に信頼されて、「公平公正にちゃんとやってくれている」という思いを、まずちゃんと確保することなんです。

私が今回、出馬をする中で、「4年早い」「8年早い」たくさん声をいただきました。確かに早いかもしれません。
でもわたくしは、8年間も待っていたら絶対にこの京都市はダメになってしまうと思います。

ダメになってから、「お前出番やで」と言われても、私はできません。

倒産する前に、ちゃんとやらなければならないことはやらないといけないんです。
そして、今まで私が仕事をしてきた中で、これだけは言えることは、
「私は政治家として若輩です。本当に、安定感のあるいい市長になるとは思っていません、ただ、命を賭けて、今までたまりにたまってきたドロドロの膿や血を、しっかりと一掃すること、これは命を賭けて僕はできると思っています。命を賭けてやらなきゃできないと思っています。」

前にも、講演会で少しお話をしたことがあります。
ごみ収集をやったときは、うちの家に、わけのわからん手紙とか、ポスターをばんばん燃やされて投げ込まれたりしました。
そんなもん、序の口です。でも、それはそれでいいんです。

誰かがでもやらなきゃいけないんです。
「刺されるで」て何回も言われた。刺されようが何しようが、誰かがやらへんかったらいつまでもこれ、解決できないんです。

違いますか?

私は、そういう意味で今、京都の土台を作るために私は仕事をしたいと思っています。
それで4年間やらせていただきたい。
その先はまた真意(民意?)を問えばいいんです。
選挙というかたちで、「お前続きをやれ」なのか、「お前じゃあそろそろ代われ」なのか、それはそれでいいと思っています。

ぼくは、それをするために、今回出馬を決めました。
大変厳しい選挙だというふうに言われています。
ただ私は絶対に「歴史が変わる」と思っています。

今回のような、「市民があかんといったものを、無理やり押さえつけるような選挙」は絶対に許しちゃいけないんです。
市民の皆さんの声は、わたくしがどんな徳器よりも、どんな権力者よりも、力があると思っています。

力がなかったら民主主義じゃありません。
ただ、大切なことは、あきらめず、おひとりおひとりの中に
しっかりと正義を持っていただくことだと思っています。

今回のこの正義のない選挙に、しっかりと誇りを持って
みなさんが向かっていただくことだと思っています。
それで日本の歴史が変わります、京都の歴史が必ず変わります。

東国原さんが勝ったのはなんででしょうか。
滋賀県の嘉田さんが勝ったのもなんででしょうか。
もっと言わば、自民党が55年体制を維持してきた。
細川護熙さんという熊本の殿様がやって来て、いきなり政権を執る、
こんなこと誰が想像したでしょうか。

ありえないところからしか歴史は始まらないんです。
そして、その原動力はつねに、市民の皆さんの思いであり、怒りなんです。

向こうはたくさんの組織で色々と攻めてきます。
わたしは、ここにいらっしゃる……ちょっと何人かわかりませんが、
仮に1000人の方が10人に声をかけていただいたら1万人に声が届きます。
その10人に対して、必ず10人に声をかけてくださいとお願いいただきましたならば、それで10万の声が集まります。

それで、京都は、必ず変わるんです。

わたくしは、こういった市民の声を無視した、みなさんが「あかん」と思っている思いは、ちゃんと「あかん」と言って伝えていただきたいと思うんです。

あきらめたら、すべてが終わります。
どうかみなさん、今回の選挙は、市民の皆さんの「意志を貫く」選挙です。あきらめないでいただきたい。

なにとぞ、みなさんの声を、天にまで届くまで大きく大きくしていただきまして、わたくしを、次の京都のために仕事をさせていただけるようお願いを申しあげたいというふうに思います。

なにとぞみなさん、声を上げてください。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。

(盛大な拍手)

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※実際の講演会の音声をそのまま忠実に書き起こしました。
()内は書き起こしの際の注釈です。
内容の改変は禁止です。


Posted by 93carrera at 22:41│Comments(1)
この記事へのコメント
これ事実ならひどいよな。
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mayor/1057547709/846-847
Posted by 愛人 at 2008年02月14日 23:34
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